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Web拍手 無月編



今回のお礼は、もし、主人公達がポケモン使いだったら…です。
苦手な方はスルーしてくださいませ。(苦笑)
細かい設定(?)は最後に置きます。
では、どうぞ。




 近代の街 コガネシティ。

 ここにはジョウト一のデパート、リニアの終着駅、ラジオ塔など、大きな建物が密集している。

 当然、一角にはポケモンジムなんかも存在する。

 その……お隣の家。

「うわ〜んっ。無月ちゃ〜んっ」

 天気は晴天。気温上々。

 とてもすがすがしい日、のはずなのだが……泣き声が響いていた。

「……アカネちゃん?」

 その家の住人は、ちょっぴり苦笑い気味で、扉を開けて出迎えた。

「あのな? あのな? また、うち負けてしもてん」

「うんうん」

「それがな、なんか変な帽子被った奴やってん。そいつが、うちの可愛いピクシーやミルタンクをぼっこぼこにしていきよったんやぁ〜っ」

 うわ〜ん、という効果音がぴったりな泣き方で、そのまま抱きついてしまった。

 アカネちゃんをぼこぼこにしたってのは、珍しいかも……と思いつつ、家の住人――無月は、その背を軽くたたいてあやすしかなかった。

 玄関前でそんなことをしていると、庭で遊んでいたトゲチックとブラッキーが何だ何だ? と近づいてくる。

 2匹とも状況を理解すると――泣きついてくるのはいつものことなので――足下に座り込んでしまった。

「……トゲチック、ブラッキー。日向ぼっこしてたんじゃなかったの?」

 それよりも、ここがいいと言いたげに無月の足にすりよってくる。

"ピィーッ!"

 今度は、家の中から文句を言いたげな声があがった。

 この声は……と無月が思う間もなく、後ろから飛びついてくる気配。

 足下のトゲチックとブラッキーに、ずるいとピクシーが近寄ってきたのである。

 こうなると、もう一匹――ドーブルが参戦するのもすぐだろう。

 ポケモン達の鳴き声に、抱きついていたアカネが顔をあげた。

「うちの無月ちゃんをとるんやな〜いっ!」

 負けじとポケモン達が、自分達のトレーナーをとるなと言いたげにわめき始める。

「よー分かったわ。お前らがそういう気ぃなら、負けへんでぇ。表にでぇや!」

 泣いていたのはどこへやら。

 いつの間にか、元気の戻ったジムリーダー アカネは、庭に飛び出していった。

 その様子を微笑みながら眺めると、無月はいったん台所まで戻る。

 庭での勝負なのだから、少ししてからお茶とお菓子をもっていこう。

「みんな、おやつだよー!」

 芝だらけになってしまった、隣人と自分のポケモンと、三時のお茶にしましょうか。



「あ、アカネちゃん。ちゃんとバッジはあげるんだよ?」

 おやつのあんみつを、無月の言葉でアカネが喉に詰まらせたのは別の話。




無月の設定
テーマはホンワカふんわり、癒し系。それから無。

パーティ
トゲチック・ドーブル・ピクシー・ハピナス・ラプラス・ブラッキー


コガネシティ近辺に住んでいる。
アカネちゃんが泣きついてくると慰める。(笑)
ノーマルに偏っているように見えて、そうでもない。(特にドーブル)
可愛く見えてトゲがある方。
一番は……トゲチック?まぁ、ほとんど力は均衡している。
トゲチックに乗って飛んでみたり?
ラプラスとコガネの横の海で遊んだり。あんまりバトルはしない方。
ちなみに、アカネを倒したのは金銀の主人公という裏設定。(笑)


平和な毎日に、幸あれ♪

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